登ろう登ろう私は元気

たまには山に行こうかなぁ

男体山(日本百名山)

男体山の特徴

  • 日本百名山
  • 美しいコニーデ型の火山(富士山と同じタイプ)
  • 登り口にある二荒山神社が所有する信仰の山
  • 入山の際、500円を神社に納める
  • 二荒山神社登山口からは、6時以降からしか登ることができない
  • 中禅寺湖を見下ろせる
  • 一日に何往復もする弾丸登山に挑戦する人が多い

 

はい、男体山日光白根山とともに、百名山として奥日光名峰の二枚看板を務めます。道中の展望はあまり良いとは言えませんが、山頂からは中禅寺湖をはじめ雄大な光景が広がります。

 

行動記録・ルート

  • 2016/10/1 (Sat.)

行き:東北自動車道日光宇都宮道路~第二いろは坂

 3:00(車) 二荒山神社駐車場

 

  • 2016/10/2 (Sun.)

二荒山神社登山口(6:10) 0:25 Rest(6:35/6:40) 0:15 三合目(6:55) 0:25 四合目(7:20/7:30) 0:25 五合目(7:55/8:05) 0:25 Rest(8:30/8:35) 0:25 Rest(9:00/9:10) 0:35 男体山(9:45/10:25) 0:55 Rest(11:20/11:25) 0:45 二荒山登山口(13:10)

合計歩程 4:35(コースタイム 5:50 短縮率78.6%)

 

帰り:二荒山神社駐車場~湯元温泉~第一いろは坂~宇都宮日光道路~東北自動車道

 

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出典:山と高原地図 13「日光 白根山男体山」,昭文社,2012. 

 

赤…登りのルート

黄…下りのルート

 

今回用いた二荒山神社から登るメジャーなルートには、危険箇所は皆無です。老若男女様々な年代の方が登っていました。他の百名山と比べると、踏破のハードルは比較的低く、親しみやすくていい奴です。

 

中禅寺湖と反対側の志津乗越から登り始めるルートは、アクセスこそ大変ですが、マイナーなルートゆえ人は少なく、静かな雰囲気で登ることができます。道が通行止めになることもあるので、事前調査が必須です。

 

登山報告 

はじめまして、まゆげ(仮称)です。

 

10月2日、男体山に登りました。この記事を書いているのは、11月23日。大変遅くなりました。関係者の皆さますみません。

 

遅くなったことに関して、自分は言い訳とか嫌いなのでそういうことはしません。決して研究で忙しかったわけではありません。

 

さて、1ヵ月半も空いてしまうと、記憶も薄れかけてきます。しかしそれだからこそ、鮮明に覚えている記憶と些細な記憶との差が顕著になり、よりスムーズに書けるのではないか?きーづいちゃったきーづいちゃったわーいわーい。

…自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきましたが、そんなことを考えているうちにも記憶はどんどん失われていくので、とりあえず速く書くことにします。

 

今回の山行は、10人という大所帯でした。とりあえず、自分の友人が南極(仮称)さん以外にもいることが証明できて嬉しい限りです。

 

新宿でレンタカーを2台借りて5人ずつ車に乗り込み、男体山登山口にある二荒山神社を目指します。自分のグループの車は、最初の交差点で右折と左折を間違え、早々にもう一つの車と別れました…

その後なんやかんやで追いつき、日光名物のいろは坂に突入。運転は麻雀牌(仮称)に任せて、自分は車酔いと格闘していました。

 

…なんとか無事到着しました。駐車場にて。

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天ぷら(仮称)が車酔いでダウン。同志よ。

 

男体山二荒山神社所有の山であり、入山には500円を払う必要があります。しかしその支払いをするためには、神社が開く朝6時まで待つ必要があります。無理矢理神社を突破しようとすると、けたたましいブザー音が鳴ります。ということで、朝になるまで大人しく待つ事にします。

ちなみに後で調べて分かったのですが、奥日光はほとんど神社のものらしいです。日光白根山しかり、華厳の滝しかり、いろは坂しかり。お金がかかるかからないの違いはあるみたいですが。

 

 さて、ようやく朝6時を迎え、二荒山神社で入山料を払います。その際、こんなお守りをもらえます。

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 首から下げて、いざ男体山へ。

 

神社入口からは、男体山の頭が見えます。天気は微妙。

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登り始めてしばらくは階段。それが終わると一合目に達します。

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男体山は九合目まで樹林帯の歩きです。展望はないけど、酸素豊富で健康的な樹林帯。大味じゃないけど必須の要素、サラダ的ポジションですね。

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二合目は気づかずに通り過ぎました。しばらくすると、山道が終わって林道に合流する地点に辿りつきます。そこが三合目です。

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天ぷらときつね(仮称)と香水(仮称)。天ぷらのお皿のせいで、三合目の石標がよく見えません。写真の右側に林道が伸びています。

 

果てしなく続く林道。

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そんな長くもなかったけど。

 

途中、中禅寺湖が大きく現れるスポットがあります。ここまでほぼ展望ゼロだったので、感動もひとしお。

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林道が終わると、四合目です。しっかりした鳥居が待ち構えています。

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札束(仮称)さんとふがし(仮称)さんと天ぷら。

 

鳥居から25分ほどで五合目。若干幽霊が出そうな雰囲気です。

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岩の上にそびえたつ六合目の石標。

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六合目を越えたあたりで、岩岩の歩きかつ急登が始まります。うーん大変。

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しかし、ふりむけばヨコハマ…じゃなくて、ふりむけば中禅寺湖。徐々に全貌が見えてくる感じが何とも素晴らしいです。

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そうこうしているうちに七合目。

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王国民(仮称)。いい表情してます。

 

八合目付近、またも鳥居があります。鳥居がたくさんある山ランキングでは、男体山はかなり上位に食い込むのではないでしょうか。

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鳥居とうさぎ(仮称)。彼は、私たちの中ではエンターテイナー的ポジションです。

 

そして八合目。

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でしゃばってすみません。まゆげです。

 

九合目。ゼリーを補給し、最後のひと頑張りのエネルギーをチャージします。

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一番左には、麻雀牌が顔だけ写っています。うさぎの後ろの山っぽい人は一般の方です。図らずも、大分にぎやかな写真になりました。

 

 九合目からすぐ、長かった樹林帯を抜けます。もうすぐ素晴らしい景色とご対面です。

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 赤い土が特徴的な山頂直下です。…ん、雲が出てきたって?いやいや、そんなものは見えない。

 

山頂に到着しました。当然のように社があります。信仰の山であることをうかがわせますね。

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別アングルからどうぞ。一番左はマンゴー(仮称)さん。

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木彫りを見ると、「霊峰 男体山」となっていますね。私は雑念だらけですが、登ってもたたりはありませんでした。

 

富士山や浅間山、遠くには白馬岳なども見えるそうです。なるほど、その展望を確かめるとしましょう。

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刮目せよ!!

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…うん、素晴らしい展望だ。誰が何と言おうと素晴らしい。疑問質問いちゃもんは受け付けません。

 

景色もいいことなので、ここでおやつタイムです。

うさぎが、バーナーとコーヒーを用意してくれました。しかしバーナー付属の火おこし装置が不調で、火がつかないというハプニング。

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そこで、王国民が山用に10年ほど常備していたというマッチが登場。窮地を脱しました。王国民曰く、初めて使用したとのことです。備えあれば憂いなしとは言いますが、出番のなかったものを10年も持ち歩くとは、やりますね。

 

バーナーとコーヒー担当がうさぎ、火種担当が王国民、水担当がまゆげ、マシュマロ担当がきつね。分業により豪華なブレイクが実現しました。先輩方は、チョコレート、クッキーを振る舞ってくれました。

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その後、天ぷらと神写真。

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社会人一年目の彼ですが、ついに神と肩を並べるほどになりました。

 

山頂からはずれの方向へ歩いていくと、太郎山神社なるものがあります。

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ここの立地は実は絶壁で、晴れていたらさぞ怖かったことでしょう。 

 

そこへ、崖を見ると飛び降りたくなるうさぎときつねが登場します。

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はい、さようなら。颯爽と飛び降りていきました。

 

せっかくなのでちょっとたそがれていきます。

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うーん、崖。怖いです。

 

さて、下ります。行きに来た道をサクサクッと下りるだけです。

 

下山口も近くなったところで、自然に形作られた木のブランコ的なものを見つけました。そこへ、遊べるものを見つけると飛びつくうさぎが登場します。

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自然と一体になって遊ぶ。いいことです。

 

あと少しで下山口というところで、おじさまの像を発見。何となくシンパシーを感じたので、写真を撮っておきます。

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下山口。こんな貼り紙があります。男体山は、こんな感じの美しい円錐形をしているんです。独立峰であり、晴れていれば360°見渡せるタイプです。

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鳥居を出る前に、靴の泥を落とします。男体山の土は神聖なるもので、外に持ち出してはいけないということになっています。

 

さて、無事下山。まずは温泉目指して、休暇村日光湯元まで車を走らせてもらいます。

温泉|静かな湖畔の森に包まれてリゾート気分を満喫|休暇村日光湯元

日光の最奥地にある入浴施設ですが、賑わっていました。

 

お腹もすいてきたので、温泉後は戦場ヶ原のお食事処へ。

個人的な見解ですが、戦場ヶ原から見える男体山が一番好きです。

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雲が晴れていれば、ビシッと見えます。元々この雄姿に惹かれて登ろうと思っていたくらいです。

 

その後、行きと同じ5人グループで車に乗り込み、麻雀牌の運転で東京へ帰還。結局、ほとんど彼に運転してもらいました。感謝感激雨霰

新宿で餃子打ち上げをしてお開きです。大人数で賑やかな山行は久しぶりでしたが、少人数にはない楽しさがあります。立場上これから時間的制約が増えていくように思いますが、また大人数で集まりたいものです。

 

 

初の男体山、非常に登りやすかったです。山頂の天気はあまりよくありませんでしたが、易しいからこそ何度でもチャレンジできる山です。天気を伺い、また挑戦してみたいです。しかしそれ以前に、いろは坂を越えられる車テクを身につけることにします…

 

メンバー

  • 札束さん(初)
  • ふがしさん(2回目)
  • マンゴーさん(3回目)
  • うさぎ(7回目)
  • 王国民(4回目)
  • 天ぷら(8回目)
  • 麻雀牌(4回目)
  • きつね(9回目)
  • 香水(初)
  • まゆげ(自分)

※(回数)は、通算で登った回数

 

Jバンド

 

Jバンドの特徴

 

Jバンド。何それ?おいしいの?というレベルで知名度は低いと思いますが、隠れた名山です。展望の良さは日本屈指と言えるかもしれません。 

 

行動記録・ルート

  • 2016/9/9 (Fri.)

行き:関越自動車道上信越自動車道~佐久北IC~チェリーパークライン

 3:30(車) 車坂峠

 

  • 2016/9/10 (Sat.)

車坂峠登山口(4:40) 0:35 Rest(5:15/5:20) 0:25 槍ヶ鞘(5:45/6:00) 0:15 トーミの頭(6:15/6:20) 0:40 湯ノ平口(7:00) 0:15 賽ノ河原分岐点(7:15/7:20) 0:10 Rest(7:30/7:45) 0:25 Jバンド(8:10/8:25) 0:25 仙人岳(8:50/9:15) 0:15 蛇骨岳(9:30) 0:25 黒斑山(9:55/10:05) 0:20 トーミの頭(10:25) 0:40 車坂峠登山口(11:05)

合計歩程 4:50(コースタイム 6:35 短縮率73.4%)

 

帰り:車坂峠~チェリーパークライン~千ヶ滝温泉~碓氷軽井沢IC~上信越自動車道関越自動車道

 

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出典:山と高原地図 19「浅間山 軽井沢」,昭文社,2016. 

 

赤…登りのルート

黄…巡回ルート

青…下りのルート

 

浅間山は2016年9月現在、噴火警戒レベル2です。法令により、火口より2 km以内は原則として立ち入ることはできません(入ってはいけないところでロープが張られています)。2 km圏内にはあるものの、前掛山登山口までは例外的に登山が認められています。今回は、登山が認められているスレスレのラインである前掛山登山口、Jバンドを経由して黒斑山へ至るというルートをとりました。

 

火口付近(500 m以内)は非常に危険で、無臭の火山ガスを吸うと一瞬で天に召されるそうです。浅間山の山頂付近にはロープが張ってあり、立入禁止区域であることが明瞭になっています。とにもかくにも立ち入らぬことです。

 

ちなみに、登山地図には危険マークがところどころありますが、気になるような危険箇所はありませんでした。飛び降りたら死ぬな、というところはありますが、意図的に飛び降りたりしなければ全く問題はありません。

 

登山報告 

はじめまして、まゆげ(仮称)です。

 

9月9日(金)17時21分、研究室で論文を読んでいるところへ、先輩の南極(仮称)さんから無料通話アプリで連絡が入りました。

「今日明日暇だったりする?」

突然の山の誘いでした。

 

偶然にも金曜日夜から土曜日が空いていたので、行くとの連絡を返します。断じて暇人であるわけではありません(汗)

南極さんは他の人にも声をかけてくれるとのことでした。

 

…結局釣れた暇人は私一人でした笑

 

どの山に登るか色々検討したのち、親には会津駒ヶ岳に行くと言って家を出ました。22時に南極さんと合流、相談ののち両神山に行こうということになりました。道中、成増で本屋さんを発見。

浅間山にする?」

今までの話し合いはすべてなかったことになり、地図を買って浅間山に行くことに決定しました。2016年最もいい加減な瞬間でした。この下調べ不足が、後に壁となって立ちはだかります。

 

浅間山には一部立ち入り禁止区域あったような気がするなーとか思いつつ、ひとまず火口500 m付近の前掛山まで行けたらいいなという希望的観測の元、登山口まで車を走らせてもらいました。この記事のタイトルは、「浅間山日本百名山)」になるはずでした。それがなんやかんやでJバンドになってしまいました…(後悔はしていないですが)

 

4時40分、登山口にて。

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この看板の右側に、浅間山の火山活動に関する重大なお知らせが書いてありました(後述)。この暗さでそんなことには到底気づくはずもなく、浅間山目指してうきうきと登り出します。

 

表コースをしばらく進むと、展望が良好なスポットに出ます。

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素晴らしい雲海です。左にプカッと浮いて見えるのは、八ヶ岳です。たぶん。

 

途中には、浅間山名物のシェルターがあります。浅間山が噴火したときは、この中へ避難します。トラック大の噴石が降ってくるとも言われますが、それに耐えられるだけの強度があるのでしょうか…

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シェルターからすぐ、槍ヶ鞘という眺望抜群のスポットに出ます。圧倒的な存在感の浅間山が突如として目の前に現れます。5時45分、ちょうど太陽が浅間山から顔を出すところです。

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ダイヤモンド浅間を拝むことができました。この光景は、南極さんと二人占めです。なんと贅沢な。

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槍ヶ鞘からすぐ、トーミの頭という分岐に出ます。ここは槍ヶ鞘以上に絶景スポットです。浅間山はもちろん、黒斑山、仙人岳といった浅間山付近の外輪山も一望できます。

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おっ、富士山。手前は南アルプスかな。

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 雲海に浮かぶ姿がなんとも美しい。

 

幸せな気分に浸っていたのですが、崖の下を見て絶望しました…

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 あのジグザグの道は、これから進む「草スベリ」です。写真では分かりづらいかもしれませんが、かなりの勾配&やたら長いんです。下りるのに苦労しました。

 

 草スベリを攻略し、浅間山の裾野に位置する前掛山登山口に到着します。そこで見たものは…

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立入禁止のロープ。我々の挑戦はここで終わった…

 

前述した通り、2016年9月現在、浅間山は噴火警戒レベルが2なので、火口から2 km以内には原則として立ち入ることができません。そのロープです。これくらい下調べすれば分かる情報です。圧倒的な敗北感に襲われます。

 

落胆の面持ちで顔を上げると

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「Jバンド」…とは?

 

Jバンドが何者かも分かっていませんでしたが、何となく私たちを慰めてくれるような気がして、私たちは盲目的にJバンドへ向かいました。

 

途中、賽ノ河原という平坦な地点に出ます。

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地図には「荒涼とした風景」との記述が。なるほど確かに荒れ果てている感じがします。この賽ノ河原、日本ではなかなか見られないような光景であると思います。人の手が一切入っていません。旧石器時代や人類が誕生するずっと前から、もしかしたらこの光景が維持されているのかもしれません。

とても静かで、心地のよい空間です。これまた南極さんと二人じめ。なんと贅沢な。ゴミひとつないこの空間、今では珍しいのではないでしょうか。

 

左手にはJバンドと称する岩壁が迫ります。この岩壁、一見登れる気がしませんが、中央付近にうっすらとのびるルートから登っていきます。落石さえ気をつければ、さほど難易度は高くありません。

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 右手には雄大浅間山。登りたかった…

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Jバンドへ向けて、急な岩場をせっせと登ります。

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岩壁を登りきると、Jバンドのピークへ到着!南極さんの「J」のポーズ。 

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見事なJです。

 

ここは、遮るものが何もない、最強の展望です。浅間山はもちろん、富士山、北・中央・南アルプス八ヶ岳草津白根山の方まで見えます。

最高です、Jバンド。

 

ちなみに、Jバンドには鋸岳という和名があります。Jバンドと鋸岳の命名のどちらが先かは分かりませんが、Jバンドという響きが気に入ったので私たちは徹底してJバンドと呼びます。

いいところです、Jバンド。

 

また、標高を稼いだことで、浅間山の形をより明瞭に確認することができました。

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 右上の出っ張りが前掛山です。左奥が浅間山のピークでしょうか。中央のモクモクは、雲なのか噴煙なのか判断できません。

 

Jバンドから、仙人岳方面へ歩き出します。尾根上からは、嬬恋(群馬)方面が良く見えます。中央から若干右寄りの「へ」の字形っぽい山は、草津白根山です。たぶん。

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仙人岳手前から、Jバンド方面を振り返ります。浅間山堂々としてるなぁ…。Jバンドの保護者のようです。

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これまですれ違った人は、午前の早い段階で一名のみ(どこから下りてきたんだろう…?)でしたが、仙人岳付近で一気に多くの人に出会います。

 

そうこうしているうちに仙人岳に到着。ここぞというときに食べるフルーツ缶を発動し、エネルギーをチャージ。

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仙人岳で引き返す人も多くいました。Jバンドに行かないなんて勿体ない。 

まぁ確かに、仙人岳の展望は素晴らしいですケド。

 

仙人岳を過ぎると、山容が変わってきます。岩壁→砂地→草地という具合です。

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 蛇骨岳に着きます。群馬側から雲が押し寄せてきて、浅間山が隠れかけてきました。

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途中、座禅に適した箇所、すなわち座禅ポイント(以下、ZPと略す)を見つけたので座禅をします。

南極さんは精神ポイントが20上がった!

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 Jバンドから黒斑山に至るまで、数十ものZPが見つかりました。最近座禅が足りていないと感じたみなさんはぜひJバンドへ。

 

ちなみに、ZPの発音の仕方は、ズィーピーです。

 

お笑い番組、Eの神様に出演していた禅の話などで盛り上がっていると、黒斑山に着きました。

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下界で同期に支給されたポテトチップスを発動します。うまい。

 

この黒斑山、登山地図には「浅間山の絶景のビュースポット」と書いてありました。

 …ふぅ、これだから素人は困る。

Jバンドからの浅間山の展望は、距離・角度ともに黒斑山の比ではない。しかも、Jバンドからは群馬側の山々も全部見渡せる。黒斑山の眺望は、浅間山方面に限定されており、高々150°程度。何か勝てる要素ありますかぁ黒斑山さん?(煽り)

 

…おっと、悪い自分が出てしまったようだ。

登山地図を書いている人は私より何十倍も山に登っている玄人です(たぶん)。すみませんでした。

ちなみに、黒斑山は標高でJバンドに勝っています。あと、登山口からのアプローチが近いのも利点です。また、人気が圧倒的に違います。私たち以外の登山客は、黒斑山ピークで10人程度、Jバンドは0人でした笑

 

安心してください、黒斑山勝ってますよ。

 

茶番がすぎました。そろそろ下山します。

 

トーミの頭を経由して、下りは中コースでサクサクッと下ります。

下山口にて、南極さんが服従のポーズをとります。

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そのポーズ好きなんですか?…おっと失礼。

 

朝に通った登山口にふらふらっと立ち寄ると、こんな看板が。

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なんと!!

賽ノ河原までしか行けない(=前掛山まで登れない)とちゃんと書いてありました。今回は下調べ不足な上に、現地での情報収集能力も欠如していたようです。

喝!!

…そんな声がSンデーモーニングから聞こえてきそうです。

 

車に戻ります。駐車している高峰高原には、日本有数の絶景露天風呂として名を馳せている高峰温泉があります。

高峰温泉 温泉のご案内

 

しかし、Jバンドからの絶景にすっかり陶酔していた私たちは、どんな絶景もそれを超えてくることはないだろうと判断し、標高を落として軽井沢の方の温泉でゆっくりすることに決めました。

(この件についても当時は下調べ不足で、高峰温泉の絶景露天風呂に入れるのは宿泊者のみらしいです笑)

 

軽井沢のリゾート地に隣接する千ヶ滝温泉に行きました。

立ち寄りの湯 軽井沢千ヶ滝温泉

かなりの敷地面積を誇ります。

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駐車場から入口をくぐり、廊下を100メートルほど歩くと、本物の入口に着きます笑。いやぁ広い。

 

この温泉のアイデンティティは、遠赤外線による低温サウナですかね。これまで修行のようなサウナしか体験したことがなかったので、リラックスできました。

 

この温泉のもう一つのアイデンティティは、プリン屋さんが併設されていることです。「千ヶ滝温泉」と検索すると、3つ目に「千ヶ滝温泉 プリン」がでてきます。名物らしいです。

小声(もう一つのアイデンティティは、お食事処がないところです。プリン屋さんはあるのに…笑)

 

温泉後、せっかくなのでプリン屋さんで女子会をします。南極さんがおごってくれました!

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南極さんが優しすぎて、顔が仏に見えてきました。顔がペンギンに見えてきました。

 

そして数時間車を飛ばし、東京へ帰還。南極さんは連続運転にも疲れを見せず、頼もしい限りです。しかし、最後の最後に車を自宅のフェンスにガリガリぶつけてしまいました…

その後南極さんは、飲みに行くといって池袋へ向かいました。鉄人すぎる笑

 

 

今回、色々な思いつきと偶然が重なってJバンドへ行くことになったのですが、結果的には大当たりだったと思います。百名山でも二百名山でもなく、登山地図には景色情報すら掲載されていないJバンドですが、浅間山を見るスポットの質としては群を抜いていると思います。途中の賽ノ河原も気持ちのいいポイントでした。また、アルプスを中心とする多くの山々を見渡せる山域であり、全体的な眺望の良さはピカイチです。あと座禅ができます。

 

穴場です、Jバンド。

 

Jバンドはいいところでしたが、噴火警戒レベルが1に下がったら、前掛山まで行ってみたいのも事実です。時を待って再チャレンジしたいですね!

 

メンバー

  • 南極さん(9回目)
  • まゆげ(自分)

※(回数)は、通算で登った回数

平ヶ岳(日本百名山)

 

平ヶ岳の特徴

  • 日本百名山
  • アクセスが長い(高速を下りてから2時間以上)
  • 非常に長い行程(通常の往復コースタイムで12時間程度)
  • 公式でのキャンプ禁止、山小屋も存在しない
  • 山容は平坦で、湿原が広がる
  • 皇太子殿下が登山しようとした際、「皇太子ルート」なるショートカットルートが切り開かれた

アクセスの困難さ、健脚者向きのきついコースタイムといった要素から、生半可な覚悟では登れない秘境の百名山などと言われています。「皇太子ルート」というショートカットルートも存在しますが、国道から登山口までの長い長い林道は交通規制がなされているため、登山口に入るまでが一苦労です。

 

行動記録・ルート

● 2016/8/14(Sun.)

行き:東北自動車道~西那須野塩原IC 3:30(車) 鷹ノ巣登山口

 

● 2016/8/15(Mon.)

鷹ノ巣登山口(3:30) 0:50 Rest (4:20/4:25) 0:35 Rest (5:00/5:10) 0:27 下台倉山(5:37/5:46) 0:40 台倉山(6:32/6:42) 0:40 白沢清水(7:22/7:32) 0:46 Rest(8:08/8:13) 0:24 池ノ岳(8:37/8:47) 0:28 平ヶ岳(9:15/9:34) 0:38(玉子石方面ルート経由) 池ノ岳(10:12/10:27) 0:45 白沢清水(11:12/11:20) 0:34 台倉山(11:54/12:04) 0:34 下台倉山(12:38/12:45) 0:48 Rest (13:33/13:43) 0:47 鷹ノ巣登山口(14:30)

合計歩程 8:56(コースタイム 11:30 短縮率77.7%)

 

帰り:鷹ノ巣登山口 1:00(車) 奥只見シルバーライン関越自動車道

 

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出典:山と高原地図 15「越後三山 平ヶ岳巻機山」,昭文社,2016.

 

赤…登りのルート

黄…下りのルート

 

左上の中ノ岐登山口が、いわゆる皇太子ルートです。登山口への林道はゲートが閉じられているため、一般車は入ることができません。ここから登る方法は主に二通りあります。

  • 送迎を実施している小屋で一泊する(清四郎小屋、奥只見山荘など)。ただし、希望者が所定の人数に満たないと催行されません。
  • ゲートから、自転車でホイホイ登山口までこぎまくる。スムーズな人は片道1時間程度で着くらしいです。

 

登山報告

はじめまして、まゆげ(仮称)です。

 

「秘境」という響きに惹かれ、かねてより登りたいと思っていた平ヶ岳に行ってきました。

 

大学の先輩である南極(仮称)さんの運転で、鷹ノ巣登山口を目指します。東京を出発し、節約のために栃木まで国道を走っていましたが、21時を回って時間的な危機感を感じ始めたので、鹿沼ICから東北道にのることに。その途中にさつきロードという謎の有料道路が登場。わけも分からぬまま160円をぶんどられ、あっという間に無料の国道に合流。せっかく節約したのに…泣

鹿沼ICから東北道にのり、西那須野塩原IC から再び国道。3時間半ほどで鷹ノ巣登山口に到着。順当に車酔いを発症しました。 

 

 さて、3時半。体調が回復しきらぬうちに、登り出します。

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 6時間の運転をしてくれた南極さんは元気です。タフだなぁ…

 

登山口にはこんな注意書きがあります。

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「当初から野営を計画して登山をされる方がいらっしゃいます」…ドキッ

私も初めは、山頂付近にあるらしいテン場にテントを張ることも考えていました。テントの調達が面倒だったので断念したのですが、やはり公式なテン場ではないようです。健脚者は日帰りを心がけ、テント泊は非常時のみ、というのがセオリーだということです。

 

登り出してから1時間しないうちに、樹林帯が開けてヤセ尾根に出ます。

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日の出前、よく下が見えないのでまだ恐怖心はありませんが、両側でパックリと暗闇が口を開けています。足場の悪いヤセ尾根上の登りもあり、ここを下るの嫌だなぁと思いながら高度を稼いでいきます。

 

ヤセ尾根から展望は比較的良好になります。左手にはいくつかの山々が見えてきます。一番大きい山は燧ケ岳かな?双耳峰が特徴なのですが、ちょうど雲がかかっていてよく見えません…

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台倉山からしばらく進むと、水場である台倉清水に到着。しかし謎のブルーシートがあるのみで、水らしいものは一切見つかりませんでした…

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※往復5分程度で沢に下りることができ、水量が豊富な水場があるとの情報もあります。しかし涸れる時期もあるとのことなので、あまりアテにしない方がいいような気がします。 

 

さらに進むと、白沢清水という水場に出ます。レストポイントとしては優秀なのですが…

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こんなん飲めるか!!っていう水場でした。変なの浮いてたし。

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池ノ岳直下は急登です。ひぃひぃ言いながら登って行きます。あと一息で楽園です。

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 そしてついに池ノ岳(姫ノ池)に到着!!ここからが楽園の湿原ゾーンになります。パンパンになったバウムクーヘンと一緒にワンショット。

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 湿原の美しさには心惹かれます。苗場山会津駒ヶ岳など湿原が広がる山はいくつかありますが、平ヶ岳はアクセス困難ということもあり、何よりプライベート感が素晴らしいです。本日出会った登山客はわずかに7名でした。

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 池ノ岳を後にして、平ヶ岳山頂へ向かいます。霧だらけで展望はありませんが、むしろ幻想的な雰囲気で楽しくなってきます。

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平ヶ岳の三角点に到着しましたが、3人のグループが楽しそうにしていたので一旦スルーし、行き止まりにあたる標高最高点(2141 m)を目指します。

…到着すると、最高点などという看板は存在せず、「この先通行止」という淡白な標識のみ。もうちょっと褒めてくれてもいいのに。

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 いやーお疲れ様!!南極さんとツーショット。手前がまゆげです。身長差がばれる…

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最高点を堪能した後、三角点に戻ります。さきほどいた3人のグループがまだいました。ずいぶん余裕があるなぁ…

平ヶ岳の標識にピッタリあごがのりました。身長がばれる…

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 下りは、若干遠回りになりますが、玉子石方面へ向かう木道を経由して、池ノ岳へ戻ります。途中、ようやくまともな水場にお目見えしました。

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このテン場を右折すると

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これは美しい!!白沢清水も見習ってほしい。

 

そして、玉子石方面への分岐にさしかかります。平ヶ岳名物の玉子石ですが、時間・疲労・玉子石を見る価値(笑)などを総合的に判断し、スルーすることに決めました。平ヶ岳は下るだけで4時間程度を要するため、早めに下りることを推奨します。

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池ノ岳に戻ってきました。天気が回復し、平ヶ岳が見えたのでパノラマ撮影!南極さんが2人いますが、合成ではありません。南極さんがすばやいだけです。

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 気持ちいい天気の下、思わず昼寝をしてしまいました。堂々と昼寝ができる山なんてそう多くないです。くり返しになりますが、このプライベート感が平ヶ岳の魅力です!

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 ここで、半そで短パンのいかにもトレランって感じの親子に出会いました。昨日は燧ケ岳に登り、今日は朝6時に出発して4時間程度でここまで登ってきたそうです(コースタイム5:50のところ)。相当のツワモノです。

 

「走ってきたんですか?」と聞くと、「いやいや違うよ、望月選手じゃないんだから」「…。」南極さんと顔を見合わせ、そこで会話が終わりました。望月選手って誰?笑

望月将悟:静岡市消防局所属の山岳救助隊員。北・中央・南アルプスの420 kmを走破するトランスジャパンアルプスレースという大会で3連覇を達成した。

…めちゃくちゃ凄い人だった。望月選手すみませんでした。

 

このトレラン親子、お父さんがボケで小学生くらいの息子さんがツッコミみたいな関係でとても仲がよかったです。ほっこりしました。別れを告げ、平ヶ岳をバックに後姿を撮らせていただきました。お気をつけて!

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10時半頃、ぼちぼち下り始めます。楽園よさようなら。

 

途中、平ヶ岳をバックに。絶対に飛び降りるなよ!!フリじゃないぞ!! 

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下りは、脱毛とか映画を見に行く話とかをしながら、予想していた以上にサクサク下ることができました。しかし台倉山を過ぎて、ヤセ尾根にさしかかってからが長く感じました。

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行きは暗くてよく分からなかったけど…

ヒャー切れ落ちとる!!

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しかも雨が降ってきました。このコンボは怖い。

 

そしてなんとか無事に登山口に戻ってきました!11時間前は元気だった南極さんもこの疲れよう。お疲れ様でした!

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その後、樹海ライン(国道352号)のクネクネ道を1時間走り、奥只見シルバーラインから魚沼の市街地に抜けます。奥只見シルバーラインは、奥只見ダムを建設するために作られた、高速道路のような比較的快適な道路です。かつては有料道路だったそうですが、1977年に無料開放されました。さつきロードも見習ってほしい。忘れないからな、さつきロード

 

鷹ノ巣登山口から、2時間で関越道の小出IC付近まで着きました。東北道からのアクセスより1時間半も早かったです。しかし…

奥只見シルバーラインに至るまでの樹海ラインのクネクネ道が、史上最強レベルにクネクネで、順当に車酔いを発症しました。また、見通しの悪いヘアピンカーブにカーブミラーが置いてない箇所がやたら多く、そういったカーブではプップと鳴らして曲がっていました。かなり気を使う道路です。

  • 東北道から…3時間半ほど、クネクネ度合いが小さい、比較的走りやすい
  • 関越道から…2時間ほど、樹海ラインのクネクネがひどい、気を使う

 こんな感じでしょうか。

 

さて、いい温泉に入りたかったので、ハツカ石温泉のユングパルナスまで車を走らせてもらいます。

南魚沼市ハツカ石温泉 石打ユングパルナス 公式サイト

携帯でWebクーポンを見せれば700円で入れます。いいところでした。

 

 その後、越後湯沢で幅を利かせているという(笑)つけ麺屋、越後維新で夕飯タイム。食べ終わった頃に、ドーンドーンと地響きが鳴ったと思ったら、花火が上がっていました。フィナーレにふさわしい。

 

 うーん、うまく撮れない。フラーレンのようになってしまった。

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なんとか撮れたワンショット。

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嵐のような花火のフィナーレに見送られながら関越道にのり、帰路につきます。

 

 

天気はあまりよくないという予報でしたが、登山中にはドカンと降られることはなく、素晴らしい山行になりました。平ヶ岳はアクセス困難で健脚者向きの山なだけあって、予想通り人が圧倒的に少なく、他の山に比べて自然のままである度合いが高いように感じました。行きづらい、ということがプラスに働いていますね。いつまでもこの美しい状態を維持してほしいものです。

 

南極さん、長時間の運転ありがとうございました!私も早く運転できるようにします。

 

メンバー

  • 南極さん(8回目)
  • まゆげ(自分)

※(回数)は、通算で登った回数