男体山(日本百名山)
男体山の特徴
- 日本百名山
- 美しいコニーデ型の火山(富士山と同じタイプ)
- 登り口にある二荒山神社が所有する信仰の山
- 入山の際、500円を神社に納める
- 二荒山神社登山口からは、6時以降からしか登ることができない
- 中禅寺湖を見下ろせる
- 一日に何往復もする弾丸登山に挑戦する人が多い
はい、男体山。日光白根山とともに、百名山として奥日光名峰の二枚看板を務めます。道中の展望はあまり良いとは言えませんが、山頂からは中禅寺湖をはじめ雄大な光景が広がります。
行動記録・ルート
- 2016/10/1 (Sat.)
3:00(車) 二荒山神社駐車場
- 2016/10/2 (Sun.)
二荒山神社登山口(6:10) 0:25 Rest(6:35/6:40) 0:15 三合目(6:55) 0:25 四合目(7:20/7:30) 0:25 五合目(7:55/8:05) 0:25 Rest(8:30/8:35) 0:25 Rest(9:00/9:10) 0:35 男体山(9:45/10:25) 0:55 Rest(11:20/11:25) 0:45 二荒山登山口(13:10)
合計歩程 4:35(コースタイム 5:50 短縮率78.6%)
帰り:二荒山神社駐車場~湯元温泉~第一いろは坂~宇都宮日光道路~東北自動車道
出典:山と高原地図 13「日光 白根山・男体山」,昭文社,2012.
赤…登りのルート
黄…下りのルート
今回用いた二荒山神社から登るメジャーなルートには、危険箇所は皆無です。老若男女様々な年代の方が登っていました。他の百名山と比べると、踏破のハードルは比較的低く、親しみやすくていい奴です。
中禅寺湖と反対側の志津乗越から登り始めるルートは、アクセスこそ大変ですが、マイナーなルートゆえ人は少なく、静かな雰囲気で登ることができます。道が通行止めになることもあるので、事前調査が必須です。
登山報告
はじめまして、まゆげ(仮称)です。
10月2日、男体山に登りました。この記事を書いているのは、11月23日。大変遅くなりました。関係者の皆さますみません。
遅くなったことに関して、自分は言い訳とか嫌いなのでそういうことはしません。決して研究で忙しかったわけではありません。
さて、1ヵ月半も空いてしまうと、記憶も薄れかけてきます。しかしそれだからこそ、鮮明に覚えている記憶と些細な記憶との差が顕著になり、よりスムーズに書けるのではないか?きーづいちゃったきーづいちゃったわーいわーい。
…自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきましたが、そんなことを考えているうちにも記憶はどんどん失われていくので、とりあえず速く書くことにします。
今回の山行は、10人という大所帯でした。とりあえず、自分の友人が南極(仮称)さん以外にもいることが証明できて嬉しい限りです。
新宿でレンタカーを2台借りて5人ずつ車に乗り込み、男体山登山口にある二荒山神社を目指します。自分のグループの車は、最初の交差点で右折と左折を間違え、早々にもう一つの車と別れました…
その後なんやかんやで追いつき、日光名物のいろは坂に突入。運転は麻雀牌(仮称)に任せて、自分は車酔いと格闘していました。
…なんとか無事到着しました。駐車場にて。
天ぷら(仮称)が車酔いでダウン。同志よ。
男体山は二荒山神社所有の山であり、入山には500円を払う必要があります。しかしその支払いをするためには、神社が開く朝6時まで待つ必要があります。無理矢理神社を突破しようとすると、けたたましいブザー音が鳴ります。ということで、朝になるまで大人しく待つ事にします。
ちなみに後で調べて分かったのですが、奥日光はほとんど神社のものらしいです。日光白根山しかり、華厳の滝しかり、いろは坂しかり。お金がかかるかからないの違いはあるみたいですが。
さて、ようやく朝6時を迎え、二荒山神社で入山料を払います。その際、こんなお守りをもらえます。
首から下げて、いざ男体山へ。
神社入口からは、男体山の頭が見えます。天気は微妙。
登り始めてしばらくは階段。それが終わると一合目に達します。
男体山は九合目まで樹林帯の歩きです。展望はないけど、酸素豊富で健康的な樹林帯。大味じゃないけど必須の要素、サラダ的ポジションですね。
二合目は気づかずに通り過ぎました。しばらくすると、山道が終わって林道に合流する地点に辿りつきます。そこが三合目です。
天ぷらときつね(仮称)と香水(仮称)。天ぷらのお皿のせいで、三合目の石標がよく見えません。写真の右側に林道が伸びています。
果てしなく続く林道。
そんな長くもなかったけど。
途中、中禅寺湖が大きく現れるスポットがあります。ここまでほぼ展望ゼロだったので、感動もひとしお。
林道が終わると、四合目です。しっかりした鳥居が待ち構えています。
札束(仮称)さんとふがし(仮称)さんと天ぷら。
鳥居から25分ほどで五合目。若干幽霊が出そうな雰囲気です。
岩の上にそびえたつ六合目の石標。
六合目を越えたあたりで、岩岩の歩きかつ急登が始まります。うーん大変。
しかし、ふりむけばヨコハマ…じゃなくて、ふりむけば中禅寺湖。徐々に全貌が見えてくる感じが何とも素晴らしいです。
そうこうしているうちに七合目。
王国民(仮称)。いい表情してます。
八合目付近、またも鳥居があります。鳥居がたくさんある山ランキングでは、男体山はかなり上位に食い込むのではないでしょうか。
鳥居とうさぎ(仮称)。彼は、私たちの中ではエンターテイナー的ポジションです。
そして八合目。
でしゃばってすみません。まゆげです。
九合目。ゼリーを補給し、最後のひと頑張りのエネルギーをチャージします。
一番左には、麻雀牌が顔だけ写っています。うさぎの後ろの山っぽい人は一般の方です。図らずも、大分にぎやかな写真になりました。
九合目からすぐ、長かった樹林帯を抜けます。もうすぐ素晴らしい景色とご対面です。
赤い土が特徴的な山頂直下です。…ん、雲が出てきたって?いやいや、そんなものは見えない。
山頂に到着しました。当然のように社があります。信仰の山であることをうかがわせますね。
別アングルからどうぞ。一番左はマンゴー(仮称)さん。
木彫りを見ると、「霊峰 男体山」となっていますね。私は雑念だらけですが、登ってもたたりはありませんでした。
富士山や浅間山、遠くには白馬岳なども見えるそうです。なるほど、その展望を確かめるとしましょう。
刮目せよ!!
…うん、素晴らしい展望だ。誰が何と言おうと素晴らしい。疑問質問いちゃもんは受け付けません。
景色もいいことなので、ここでおやつタイムです。
うさぎが、バーナーとコーヒーを用意してくれました。しかしバーナー付属の火おこし装置が不調で、火がつかないというハプニング。
そこで、王国民が山用に10年ほど常備していたというマッチが登場。窮地を脱しました。王国民曰く、初めて使用したとのことです。備えあれば憂いなしとは言いますが、出番のなかったものを10年も持ち歩くとは、やりますね。
バーナーとコーヒー担当がうさぎ、火種担当が王国民、水担当がまゆげ、マシュマロ担当がきつね。分業により豪華なブレイクが実現しました。先輩方は、チョコレート、クッキーを振る舞ってくれました。
その後、天ぷらと神写真。
社会人一年目の彼ですが、ついに神と肩を並べるほどになりました。
山頂からはずれの方向へ歩いていくと、太郎山神社なるものがあります。
ここの立地は実は絶壁で、晴れていたらさぞ怖かったことでしょう。
そこへ、崖を見ると飛び降りたくなるうさぎときつねが登場します。
はい、さようなら。颯爽と飛び降りていきました。
せっかくなのでちょっとたそがれていきます。
うーん、崖。怖いです。
さて、下ります。行きに来た道をサクサクッと下りるだけです。
下山口も近くなったところで、自然に形作られた木のブランコ的なものを見つけました。そこへ、遊べるものを見つけると飛びつくうさぎが登場します。
自然と一体になって遊ぶ。いいことです。
あと少しで下山口というところで、おじさまの像を発見。何となくシンパシーを感じたので、写真を撮っておきます。
下山口。こんな貼り紙があります。男体山は、こんな感じの美しい円錐形をしているんです。独立峰であり、晴れていれば360°見渡せるタイプです。
鳥居を出る前に、靴の泥を落とします。男体山の土は神聖なるもので、外に持ち出してはいけないということになっています。
さて、無事下山。まずは温泉目指して、休暇村日光湯元まで車を走らせてもらいます。
温泉|静かな湖畔の森に包まれてリゾート気分を満喫|休暇村日光湯元
日光の最奥地にある入浴施設ですが、賑わっていました。
お腹もすいてきたので、温泉後は戦場ヶ原のお食事処へ。
個人的な見解ですが、戦場ヶ原から見える男体山が一番好きです。
雲が晴れていれば、ビシッと見えます。元々この雄姿に惹かれて登ろうと思っていたくらいです。
その後、行きと同じ5人グループで車に乗り込み、麻雀牌の運転で東京へ帰還。結局、ほとんど彼に運転してもらいました。感謝感激雨霰
新宿で餃子打ち上げをしてお開きです。大人数で賑やかな山行は久しぶりでしたが、少人数にはない楽しさがあります。立場上これから時間的制約が増えていくように思いますが、また大人数で集まりたいものです。
初の男体山、非常に登りやすかったです。山頂の天気はあまりよくありませんでしたが、易しいからこそ何度でもチャレンジできる山です。天気を伺い、また挑戦してみたいです。しかしそれ以前に、いろは坂を越えられる車テクを身につけることにします…
メンバー
- 札束さん(初)
- ふがしさん(2回目)
- マンゴーさん(3回目)
- うさぎ(7回目)
- 王国民(4回目)
- 天ぷら(8回目)
- 麻雀牌(4回目)
- きつね(9回目)
- 香水(初)
- まゆげ(自分)
※(回数)は、通算で登った回数