水ノ塔山・籠ノ登山
水ノ塔山・籠ノ登山の特徴
- 浅間山周辺に広がる山群
- マイナーで静かな道中
- 標高が高く、周囲に視界をさえぎる山がないため、景色は良好
- 籠ノ登山は「かごのとうやま」と読む(籠の塔山という表記もある)
水ノ塔山と籠ノ登山。 知る人ぞ知る名峰です。サクッと登れて景色良好、お得感満載の山になります。
行動記録・ルート
- 2017/5/27 (Sat.)
- 2017/5/28 (Sun.)
駐車場(5:30) 0:30 レスト(6:00/6:10) 0:15 水ノ塔山(6:25/6:30) 0:25 篭ノ登山(6:55/7:25) 0:25 池ノ平口(7:50/7:55) 0:20 雲上の丘(8:15) 0:20 見晴岳(8:35/8:55) 0:30 池ノ平口(9:25) 0:40 駐車場(10:05)
合計歩程 3:25(コースタイム 4:15 短縮率80.3%)
帰り:駐車場 (車) 温泉(つつじの湯) (車) 上信越・関越自動車道
出典:山と高原地図 19「浅間山 軽井沢」,昭文社,2016」.
赤:登りのルート
黄:巡回ルート
青:下りのルート
道中、つらい箇所はほぼありません。30分間隔ほどで休憩ポイントがあるので、疲労を蓄積させずにサクサク登ることができます。
標高は、ベースにおいてすでに2000 m級であり、富士山の一般的な登り出しである五合目(2300~2400 m)に迫る高さを誇ります。高山病に注意です。
登山報告
はじめまして、まゆげ(仮称)です。
もはや経緯は忘れましたが、また山に行くことになりました。とりあえず生涯現役って大事だと思います。
前回は砂浜がまぶしい日向山に登りましたが、今回は景色がただひたすらよいという王道を行きます。文章よりも写真で押していく記事になります(予防線)
さて、いつものように東京を夜に出ます。関越道・上信越道と走り、浅間山のすそ野の道路を上がり標高を稼いでいきます。Jバンドに行った時と同じルートです。
駐車場に着くと、満天の星空。ご覧くださいませ。
画面の汚れじゃありません。れっきとした星です。星を撮るって難しいんです。実物はこれの100万倍美しいと思います。
しかし、標高2000 mの真夜中は恐ろしく寒いです。足早に車の中に避難して眠りにつきます。
翌朝。
美しい。
浅間山の陰から、太陽が登場しました。ダイヤモンド浅間(Jバンドの記事参照)も素晴らしかったですが、この朝焼けもなかなか。
太陽ともやの効果で、幻想的な雰囲気になってきました。
太陽が出てくるとテンションが上がります。ようやく一日の始まりです。
ちなみに、きれいな丸い太陽を見るとうれしい気持ちになります。太陽のような人がいたら、思わず電話をかけていたことでしょう。太陽の話題で盛り上がりながら高度を稼いでいきます。
登山口にて。
うさぎ(仮称)、麻雀牌(仮称)、天ぷら(仮称)。優秀なドライバーたちです。毎度お世話になっております。
道中、リフトがあります。
アサマ2000スキー場というスキー場のものです。こじんまりとしたスキー場ですが、標高が高いために雪質は良好で、通には御用達のスキー場です(予想)。
ふと横を見ると、結構登ってきた気分が味わえます。
しかしこれは錯覚です。車で高度を稼いだだけです。実際は道中で200 mアップくらいしかありません。
途中、大きな岩があるので戯れていきます。
左は麦酒(仮称)。いいカメラを買ったらしいです。
振り返れば駐車場。
背後の人工物のいずれかが駐車場だと思います(適当)
そうこうしているうちに水ノ塔山。
まぁこんな感じのピークです。
水ノ塔山周辺にはピンクの花が咲き誇ります。
おそらく、しゃくなげではないかと思います。
漢字で書くと、石楠花。
しゃくなげと言えば、こんな歌はご存知でしょうか。
しゃくなげ色にたそがれる はるかな尾瀬 遠い空
小学校の音楽の授業で歌った記憶があるのではないかと思います。
当時は、しゃくなげの意味も分からず歌っていました。
懐かしくて泣けてきます。尾瀬じゃないけど。
しゃくなげ色にたそがれる はるかな水ノ塔山 遠い空
さて、次へ行きましょうか。
麦酒のカメラ。どことなく絵になります。
行く先は、籠ノ登山です。すでに前方に見えています。
道中、鳥が結構いました。
わぁかわいい。ほっこりします。
気が付くと、籠ノ登山に着いていました。ここまでサクサクです。
山頂は開放的で、さえぎるものは何もありません。
遠くには、北アルプス。おっ、あれは。
みんな大好き槍ヶ岳です。自己主張が激しいですね。
近くには、浅間山です(そんな近くもないけど)
画面右から2/5くらいにある、少々噴煙を上げているような山が浅間山です。
パノラマだとこんな感じ。
右の方にある大きい山が浅間山です。
さて、行く先には湿原です。その全貌がすでに見えています。
景色的にはもうだいぶお腹いっぱいですが、とりあえず先に進むことにします。
一旦、池ノ平口というベースに下ります。そこから、湿原へ向けて登り返しです。
道の雰囲気が少々変わります。
雷の丘。名前の説明もなければ展望もありません。足早に通り過ぎます。
遠くから撮るとこんな感じ。ゆるーい坂です。
途中、雲上の丘という展望良好なスポットに出ます。
良い。
良い。ビール飲みたくなってきた。
ほどよく休みつつ、次のピーク、見晴岳へ向かいます。
雲上の丘から20分ほどで着きました。
コーヒーで一休み。休んでばっかりです。休日だからいいと思います。
見晴岳の展望はこんな感じ。
うーん、写真の接続が難しい。
見晴岳から10分程度下りると、湿原に出ます。
植物が咲くにはまだ早い季節ですが、湿原の雰囲気はいつ来てもお気に入りです。
鏡池。
でも池って大体かがm(ry
湿原を歩いて、駐車場へ戻ります。
池ノ平口からは、籠ノ登山を経由せず、湯ノ丸高峰林道を歩いて戻ります。登山地図にはコースタイムは書いてありませんが、40分程度で高峰温泉の駐車場まで戻ることが可能で、1時間45分ほどのコースタイム節約になります。
ようやく到着。足場が悪かったので、時間以上に疲れました。
さて、温泉へと向かいます。今歩いてきた湯ノ丸高峰林道を車で戻り、湯ノ丸高原へ抜けます。国道94号に合流したのち、北上することで、「つつじの湯」というとてつもなく素晴らしい温泉にたどり着くことができます。
温泉前、「写真撮るよー」というと、みんなが反射的に疲れた表情をとります。長年で培った息ぴったりの動作です。
さて、この温泉、私がおススメする第一位の温泉です。
ネットスラングで言えば、「全一」といったところでしょうか。
おススメポイント
① 岩盤浴に入れる。何と追加料金なし!!
② 安い。600円。安すぎる。
③ 開放的な内湯と外湯。広い。
④ 脱衣所で、おいしいお水が飲み放題。山の天然水。これを飲めば何時間でも入れる。
⑤ 路線バスがない。すなわち、車かタクシーでしか来られない。だから、混雑しない。
⑥ 食事処が広い。
⑦ 食事処にテレビあり。日曜の昼に行けば、仲間とアタック25が見られる。
⑧ 休憩室に毛布あり。昼寝が最高。
とまぁ、いいことづくしなんですね。
私はつつじの湯の回し者ではありませんが、嬬恋周辺へお越しの際には、ぜひ一度お立ち寄りくださいませ
さて、温泉に浸かった後は、浅間山の東側に位置する鬼押ハイウェイを経由して帰京します。ここは、よく整備された美しい道路です。
有料道路ですが、払うだけの価値があると思います。走りやすいし、美しい。まぁ運転は任せきりなんですが…
途中、白糸の滝という観光スポットに寄っていきます。
天然色から構成された、緑と白。
うーん、なごみますね。
うーん、白糸ですね。
うーん、イワナですね。
うーん、饅頭ですね。
あれ、なんか入れ替わってる。
このあとスタッフでおいしくいただきました。
今回は、正統派の景色良い山行でした。行程も楽、温泉も素晴らしいと、いいことずくめです。しかし、車が運転できないうちは満足に行くことはできない山域です。早く運転できるようになって、いまの運転勢を送って差し上げて温泉でビールでも飲んでもらいたいものです。
平ヶ岳(最初の記事)のときに早く運転できるようになるとか言って、すでに1年経ってしまいましたが、そろそろ本気を出すとしましょう(遅い
メンバー
- うさぎ(12回目)
- 麻雀牌(5回目)
- 天ぷら(9回目)
- 麦酒(8回目)
- まゆげ(自分)
※(回数)は、通算で登った回数