立山・剱岳縦走2日目~剱岳(日本百名山)
剱岳の特徴
- 日本百名山
- 岩場・鎖場の聖地
- 山頂直下の岩場が核心部として有名。高度感のある「カニのたてばい」と、足場が不明瞭で怖い「カニのよこばい」
- 核心部は一方通行。後戻り不可(槍ヶ岳と同様のシステム)
- 切り立っているため、展望はずっと良い
- 楽しさいっぱい、危険もいっぱい
- 中級者以上向き
- 事故多し。岩場・鎖場よりも、浮石由来の滑落事故が多いらしい
剱岳。岩場・鎖場登りの魅力が凝縮された、最難関百名山の一つです。滑落・落石に細心の注意を払う必要がありますが、登頂の感動は段違いです。
行動記録・ルート
- 2018/8/18 (Sat.)
剣山荘(4:50) 1:50 剱岳(6:40/7:10) 1:10 前剱(8:20) 0:25 一服剱(8:45) 0:15 剣山荘(9:00/9:35) 0:30 レスト(10:05/10:10) 0:30 剱御前小屋(10:40/11:15) 0:50 大日分岐(12:05) 0:25 雷鳥沢キャンプ場(12:30/12:40) 0:40 室堂(13:20)
合計歩程 6:35(コースタイム 8:30 短縮率77.5%)
帰り:室堂バスターミナル (立山高原バス) 美女平 (立山ケーブルカー) 立山駅 (富山地方鉄道) 不二越駅で温泉(満天の湯) (富山地方鉄道) 富山駅 (北陸新幹線) 帰京
【剣山荘~剱岳往復】
出典:山と高原地図 36「剱・立山 北アルプス」,昭文社,2013.
赤:登りのルート
青:下りのルート
【剣山荘~室堂】
出典:山と高原地図 36「剱・立山 北アルプス」,昭文社,2013.
青:帰りのルート
剣山荘では、詳細な登山地図をもらえます。事故多発ポイントや難所攻略のコツが記してあり、大変有益な地図かと思います。
この地図では、赤点線=事故多発ポイントとして注意喚起がしてあります。名物岩場として有名な「カニのたてばい」「カニのよこばい」は赤点線にはなっていません。むしろ、普通の道に散在している”浮石”に足をとられて滑落する事故が多いようです。派手派手な岩場・鎖場で事故が多いと思いきや、何でもないただの道が危険だというのは盲点です。
また、下山時の事故が多いみたいです。剱岳は、どうしても登頂が難関と思われがちですが、むしろ安全に下山する方が難しいのかもしれません。家に帰るまでが遠足。ベースに安全に帰ってくるまでが登山。この言葉が最も当てはまる山のうちの一つでしょう。
登山報告
はじめまして、まゆげ(仮称)です。
山に籠り続けてはや一週間、今日が縦走最終日です。
〆は剱岳です。むしろメインディッシュ×5くらいのボリュームですが
さて、朝4時過ぎ起床。
剣山荘提供の朝ごはん弁当をいただきます。
クオリティが神です。
さて、ここで一点トラブルが。
立山縦走時にバイク(仮称)さんが足を痛めてしまいました。
大事をとって、バイクさんは単独小屋待機ということになりました。剱岳という相手が相手なので、やむを得ません…
すみません、行ってまいります。
お見送りを受け、少年(仮称)さんとともにいざ剱岳へ!!
ちなみに、ヘルメット着用です。小屋で500円で借りられます。
落石多発山域の剱岳では、ぜっっっっったいに被るべきです。落石って、ころころ転がってくるものから弾丸レベルのものまであるので。実力だけじゃどうにもなりません。
朝5時前。まだ太陽は出ていません。
剣山荘をバックに、せっせと高度を稼ぎます。
剱沢キャンプ場方面。テントらしき灯りがちらほら見えます。
すでに先を行く登山者は多数。
後ろにも多数。
ほどなくして、団体さんに追いつきました。
渋滞してます。これも剱岳名物です。さらにお盆だもの
核心部に近づくと、道幅は狭くもはや抜かすことは不可能になり、前の人の背中に貼りついて進むことになります。
剱岳の鎖場には、丁寧にナンバリングがされています。
2番鎖場。
まだまだライトな鎖場です。
道中切り立っているので、展望はずっとよいです。贅沢!
まだ日は出ていません。あとちょっと
そして、目の前に巨大な岩の塊が見えてきました。前剱です。
見えづらいですが、中腹には登山者が多数取り付いています。
ここは事故多発ポイントらしいので、落石しないように・されないように細心の注意が必要です。
と、ここで日の出。
光量不足で写真がぶれがちでしたが、ここからはくっきりとした画をお届けできるでしょう。
前剱手前の鞍部。
相変わらず写真ブレてます。
光量うんぬんではなく、ただの実力不足でした。
さて、事故多発ポイントのこの登り。確かに、ガラガラ感がかなり強い。
だんだんと全身を使って登るポイントが増えてきます。
よっこらせって三点支持やってるときに落石きたら、わりと回避きついです。
慎重かつ迅速に、進みます。
振り返れば、絶景。
疲れたら、振り返って癒しを求めるとよいですね。
目を凝らすと、剱沢キャンプ場。
人もちらほら見えます。
光学技術すごすぎます。
さて、現実に戻ると、割と激しめの鎖場。
ちなみに、ここまでの登りで不安を感じて引き返すのであれば、今のうちです。
前剱を越えると、一方通行区間が増えてきて、引き返しづらくなります。
登りきると、前剱山頂です。
ここでまた絶景!!
…さっきとあまり変わらんやないか、といういちゃもんは受け付けません。
高度稼いだんで若干グレードアップしてますよ、ね!!(ゴリ押し
ちなみにさえぎる物がないので、東西方向もよく見えます。
富山方面。
沢らしきものが市街地まで続いていますね
東方面。
どれがどれなのかはよく分かりません
さて、前剱を越えると、第二ラウンド開始です。
ここから一方通行区間が現れ、険しくなってきます。
まずは前菜の4番鎖場。
と、ここから登り専用の一方通行路。
ということは、それなりに狭くて険しい場所なのでしょう。
…なんか見えてきた。
幅数十センチ、長さ4メートルの鉄梯子!!
しびれますね!!
からの
高度感抜群のトラバース。
これこれ!!こういうのを待っていた
もちろん、落ちたらお察しの通りなので、慎重に進みます。
まずは鉄梯子。
両側は見事に切り立っています。
強風時は恐ろしく怖いですね。そもそも登っちゃダメです
てくてくてく…
ま、ふらふらしないでちゃんと歩けば大丈夫です。
少年さんも楽しそう。
連れてきてよかった、ウンウン。
いや、自分後輩で連れてきてもらった側だが
そのまま続く鎖場は、5番鎖場。
人生に刺激が足りていないときは、ここに来るとよいでしょう。
下を見れば刺激がある高度感を味わえます。
天に向かってするするする…
何度でもやりたい、この鎖場。
5番鎖場を越えると、いよいよ山頂が見えてきます。
目を凝らすと、人が見えます。
なんだこの垂直の断崖絶壁は。
山頂直下の「カニのたてばい」です。
この画だけ見ると到底登れる気がしませんが、実際にはちゃんと鎖や足場用の杭が用意されているので、ガチガチのロッククライミングをやる必要はありません。
5番鎖場のあとは一旦鞍部へ下り、登り返しです。
東側には雪渓。
剱岳にも氷河があるみたいです。
しかし、登山道から直接は見えなさそうです…無念
さて、7番鎖場の平蔵の頭。
一旦登って、すぐに下り返します。
右手が山頂方面ルート、左手が下山ルートです。
20メートルほどの鎖場をずるずると下ります。
足場が悪く、5番鎖場より難所の印象でした。
見るからに滑りそうな足場です。
いわゆる、スラブ状。
さて、そろそろラスボスが近くなってきた気がします。
8番鎖場、平蔵のコル。
初代スーパーマリオブラザーズの、8-4の最後のハンマーブロスのような立ち位置でしょうか。
古き良きゲーム、いつまでも忘れないでいてあげてください。なんの話や
バックには、素晴らしい雪渓。
氷河ではないみたいです。
氷河じゃなくていいよ。ありのままでいてくれれば。☜ 誰
雪渓と背後の山々。映えますね!!
登山道、向かって左手には下山道が並行しています。
帰りはあっちを行くと、ふむふむ
現在地は一方通行路で、もうここまで来たら山頂付近まで登らないと引き返すことはできません。
そして、ついにやってきました「カニのたてばい」。
うわー高度感えぐそう。
細かいことはいいんです。
まず登ってみる。それから考える。
鎖と杭と岩を併用して進む感じです。
岩登りの総合力が試されます。
少年さんも戦況を見つめています。
…左下に、ペットボトルと空き缶が捨ててありますね。
大喝です。ありえません。
捨てた主にはこの言葉を贈ります。
「山を汚す登山者は 猿より頭の毛が三本?」
さて、垂直に登っていくため、重力をひしひしと感じます。
落ちたら、ヤバめ。
ビルの3-4階の窓にでもへばりついているような感覚です。
振り返れば、絶景。Part.2
尾根のギザギザ感がすごい。
現実逃避はそこそこに、たてばい攻略を続けます。
これが意外に長い。
垂直に登りきると、息つく間もなく鎖場トラバース。
鎖場が終わると、立ちはだかる岩。これを越えたらいよいよ山頂かな?
…ではありませんでした。
鎖場・岩場はまだまだ続きます。
これも一応、9番鎖場「カニのたてばい」の一部らしいです。
屋根裏感があって、心なしか楽しい
ここを登り切れば、鎖場は今度こそおしまいです。
登り切った先には、下山ルートの「カニのよこばい」
たてばいとは違った趣向です。
期待が膨らみます。
ちなみに、圧力や温度に応じて気体が膨らむ現象はボイル・シャルルの法則と呼ばれています。なんのこっちゃ
とりあえず山頂向かいます。
最後の関門、ガラガラ地帯。
もう展望天国です。
そして、剣山荘出発からノンストップで1時間50分。
ついに山頂に到着!!
登頂の達成感という点では、ほかの山と比べても群を抜いていると思います。
全力で走り回りたい気分です。
やったら滑落するのでやりません。
看板いっぱい。選び放題。
さすが、剱岳は違うなぁ
富士山くっきり。南アルプスっぽいのも右側に見えます。
さすが、剱岳は違うなぁ(狂信的)
そして立派な双耳峰。鹿島槍ヶ岳です。
昨日晩に剣山荘から見た双耳峰も、おそらくこれで間違いないです。
後立山連峰をバックに、ご満悦の少年さん
立山連峰をバックに、満悦のわたし
富山県をバックに、満悦のわたし
でしゃばりが過ぎました。
主役を譲ります⇓
合計200円というささやかな個装ですが、剱岳山頂という付加価値をつけることによってその価値はプライスレスとなります。これぞ山の醍醐味
さて、30分で剱岳山頂の魅力を吸収しつくします。
しっかり休憩したのち、鬼門の下りへ挑戦です。ここからが真の正念場
剱岳山頂からは、本日のゴールである室堂バスターミナルが見えています。
直線距離にして6kmくらいです。
ズーム!!
左端がバスターミナル。右へ延びる道路が、立山高原バスの道路です。
何度でも言います。
光学技術すごすぎます。
さて、まずはガレ場を下ります。
左端には、平蔵の頭という大きな一枚岩が見えています。
もちろん登りで通ってきた場所です。
こんな感じで、片側一車線ルートになっています。
帰りは、右側ルートです。
行く先よりも、まずは目の前の岩場に集中します。
10番鎖場、「カニのよこばい」です。
剱岳の鎖場のなかでは、最難関鎖場と呼ばれることが多い印象です。
よこばいと言いつつも、最初は谷に吸い込まれるような下り。
ある程度下ったのち、トラバースします。
最難関と呼ばれるゆえんは、ここでの取り付きの難しさでしょう。
一歩目の足の置き場が見えづらいのです。これが非常にやっかい
足場を確認するには、落ちないように体勢を確保し、ややのぞき込むような形で確認するしかないでしょう。足を置けそうな場所の大体の位置が分かったら、足で探りながら足を置きます。
よく使われるのは、つま先を突っこむようなサイズの足場です。赤のマーカーがなされているので、ご参考に
一歩目の足を置けたら、あとは慎重にトラバースするのみです。
よこばいを攻略し、ほっと一息。
続きまして、ロングはしご。
うん、険しさしかない。
続きまして、11番鎖場の平蔵のコル。
続きまして、12番鎖場の平蔵の頭。
息つく暇もありません。
続きまして、13番鎖場の前剱の門。
トラバース気味に進みます。
尾根部には、行きに通ってきた4メートルの鉄梯子と5番鎖場があります。
前剱頂上にちょっと寄り道。
金属製の看板が、太陽光でバンバンに反射しています。
さて、ここからが要注意ポイントの前剱下り。
浮石・落石に最大限注意を払います。
無事に攻略し、振り返ります。
さらばだ、前剱
剣山荘が近づいてまいりました。
はい、帰還!!ぱちぱち
出発から4時間10分、非常に刺激のある道中でした。
期待通り。歩いていて飽きが来ません。星五つです。もうベタ褒めです
さて、小屋待機していたバイクさんと合流します。
山荘に置いてあった漫画を読みまくったそうです。
大変お待たせをいたしました…
ゆっくりと室堂へ歩を進めます。
剱岳と剣山荘を振り返る。
大変お世話になりました。またいつか来ます。
室堂へは、剱御前小屋経由で戻ります。
まずはゴーロ帯を直登。
剱岳のベストショット。
道中、雪渓のトラバースが多めです。
そこそこ斜度がありますが、ルートのところだけしっかりと切り取られており、きちんと歩けます。
雪渓上部。
もはやただの雪山
雪渓下部。
奥に、カラフルな何かが見えますねー
色とりどりのテント群。
剱沢キャンプ場のテント様です。
雪渓地帯を頑張ると、剱御前小屋が見えてきます。
とうちゃーく
剱御前小屋で、剱岳Tシャツを買います。
着るだけで強くなった気がします。
さて、ここにてカップ麺休憩です。
お湯沸かし中に、撮りまくります。
北側の剱岳方面。
うん、悪ない。
剱岳に加えて白馬岳も見えるのがちょっと嬉しい。いや、かなり嬉しい。
分かりづらいと思うので、注釈つけます。
白馬岳、分かるか!!って感じですね笑
でも、なんとなく分かるんです。心眼です
…冷静に答えると、南から見て、山頂の東側がちょっと欠けてる三角形があれば、それが白馬岳です。
一方で、南側の室堂方面。
あれ、展望が神。
この展望が不意打ちでした。室堂への下り、この景色をずっと見ながら下ることができます。素晴らしすぎやしませんか?!
大事なことなので繰り返します。展望が神
展望が神だと、いろいろズームしたくなります。
…うっ
トラウマの雷鳥沢キャンプ場。一昨日朝に嵐に襲われたことは忘れもしません。
雷鳥沢キャンプ場近くの小屋二つ。
雷鳥荘。
室堂バスターミナルとみくりが池。
だいぶ近づいてきました!
カップ麺を食べたのち、下ります。
3日前に登った薬師岳が遠目に見えます。
また、大日岳という山が右手にあり、その容姿もいいなと思いました。
厳密には、見えているピークは奥大日岳、後方に大日岳があるみたいです。
イケメンですよね。ね?!
価値観の強要はよくないので、この辺にしておきます
室堂の街並みを見ながら、ジグザグに下ります。
ジグザグザグ ジグザグジグザグ 一人きり~♪
と言えば、近藤真彦のスニーカーぶるーすです(1980年発売)。
古き良き歌、いつまでも忘れないでいてあげてください。なんの話や
めちゃんこのどか
いくらでも歩けます。
ちなみに、室堂の街並みを北側から見られるこの角度だと、立ち入り禁止の地獄谷の様子がよく分かります。もうもうと噴煙を上げており、その近くには道が延びている様子が確認できます。
ちなみに、雷鳥沢キャンプ場は地獄谷の目と鼻の先です。
本気でガスが発生したらひとたまりもありません。どうか穏やかに
先に延びている細い線は、木道です。
わーい、木道。
歩きやすいと評判です(自分の中で)
バックには、雄山。意外と台形に近いですね
振り返れば、木道。
前を見れば、また木道。
語彙が足りなくて、当たり前のことを言ってしまった
雷鳥沢キャンプ場手前、涼しい川沿いを歩きます。
雷鳥沢ではありません。称名川と言います。
橋上で、雄山をバックに。
立ち位置がピークと見事に被っています笑
橋のバックには、浄土山。
川の色に清潔感があります。
生まれたばかりのお水、品質は折り紙付きでしょう、きっと
橋を渡れば、雷鳥沢キャンプ場はすぐそこです。
はい、着きました雷鳥沢キャンプ場。
やぁ、また来たよ
やっぱり、晴れていると最高のキャンプ場ですね!
今日泊りの人がうらやま
さて、少々休憩ののち、室堂バスターミナルへ向け最後の歩きです。
この道は、一昨日に通ったので(大嵐の中)、案内しますよ先輩方。
最初は、階段地獄でございます。
少年さん、純白の少女とデッドヒートを繰り広げておられました。
雷鳥荘近くには、エメラルドブルーの池がございます。
湿原内には池塘もありますよっと(こんなのあったんだ…)
晴れていると、嵐の時には見えなかった色々な景色が見えてきます。
みくりが池。
さすが大賑わいです。
そんなこんなで無事、室堂バスターミナルまで戻ってきました。
お疲れさまでした!!
室堂バスターミナル前、こちらも大賑わいです。
ここまで来ると、ごつい登山の格好をしている人の方が少数派になってきます。
半そで短パン派の圧倒的多数。
さて、余韻にひたるのもそこそこに、立山高原バスに乗って立山を後にします。
さらばだ、立山連峰。
大変良かったよ
からの、立山ケーブルカー。
ケーブルカーはほぼ満員ですが、大型ザックは少数です。
やはり軽装の観光客が圧倒的多数なのでしょう。
味のあるカボチャ色です。
車窓からは、なんと剱岳が見えます。
…さて、下山後まっさきにすることと言えば、温泉。
【富山店】 満天の湯 すべてが「露天風呂感覚」の大浴場:お風呂
湯舟は正義!!
最高すぎます。
温泉後、私はテント含め荷物が多いため、コンビニでザックを家まで送ることにします。
コンビニの通り、奥の方を眺めると…
うっすらと剱岳!!
街中から見えるとか、圧倒的な存在感。
さすが、剱岳は違うなぁ(狂信的)
富山駅で、名店のラーメンをいただきました。
一週間ぶりの下界メシ。
身に沁みます。
あとは、北陸新幹線で帰京するのみ。
もちろん、爆睡です。
安堵感と大変な満足感に包まれて帰宅いたしました。
お二人様、大変お世話になりました。
さて、裏銀座・雲ノ平からの立山・剱岳と続いた一週間の縦走計画はこれにて完結です。まずお世話になった四名の同行者の方々、ありがとうございました。
一個一個振り返るとフルペーパーが出来上がってしまうので、剱岳に絞って感想をまとめることとします。
Unprecedentedly Excellentとでも言いましょうか。景色もアトラクション要素も、良すぎます。最高です。私が狂信的になるのも必然です。
岩登りの基本ができていれば、大いに挑戦する価値のある山です。登頂の達成感、下山の安堵感はほかの百名山と比べても群を抜いていると言えます。
日々の生活に刺激が足りなくなったら、
そうだ、剱岳に行こう。
メンバー
- バイクさん(12回目)
- 少年さん(6回目)
- まゆげ(自分)
※(回数)は、通算で登った回数
全日程通しで1回とカウントします。