高妻山(日本百名山)
高妻山の特徴
信州の名峰、高妻山です。ただひたすら道中が長く、超が5個つくくらい大変でした。
行動記録・ルート
- 2017/7/30 (Sun.)
行き:上信越自動車道 (車) 戸隠キャンプ場駐車場
- 2017/7/31 (Mon.)
駐車場(4:30) 0:35 川のトラバース(5:05/5:10) 0:40 小さい滝(5:50/6:00) 0:35 避難小屋(6:35/6:50) 0:40 五地蔵山(7:30/7:50) 0:40 九勢至(8:30/8:45) 0:45 高妻山(9:30/10:20) 0:40 九勢至(11:00) 0:30 六弥勒分岐(11:30/11:40) 0:40 傾斜の緩いところ(12:20/12:35) 0:55 牧場(駐車場)(13:30)
合計歩程 6:40(コースタイム 9:20 短縮率71.4%)
帰り:駐車場 (車) 温泉(むれ温泉 天狗の湯) (車) 上信越自動車道
出典:山と高原地図 18「妙高・戸隠・雨飾 火打山・高妻山」,昭文社,2017.
赤:登りのルート
青:下りのルート
登りは沢沿いのメインルート、下りは2001年に新たに整備された弥勒(みろく)尾根を下ります。沢沿いのルートには、名物の長い鎖場があります。沢沿いは終始涼しく登れますが、雨天後の増水には要注意です。
登山報告
はじめまして、まゆげ(仮称)です。
記事を書くのは久しぶりですね。前にいつ更新したかは忘れました。しかし、過去は振り返らず、未来を豊かにする人間でありたいと思っています。
さて、今回は久しぶりに本格派の山に登ります。一体何が本格派か?
ズバリ、その歩く時間です。コースタイムはなんと9時間20分。。
…正気じゃない。平ヶ岳を思い出します。
地上で9時間20分歩けと言われてもまず無理です。しかし山なら行ってみたいってなります。不思議な魅力がありますね!
さて、いつものことながら夜発です。深夜に戸隠キャンプ場駐車場に到着します。
例によって星空写真です。
相変わらず画面の汚れにしか見えな(ry
朝になり、いよいよ高妻山への挑戦が始まります。
うさぎ(仮称)とゴールキーパー(仮称)の3人で登ります。
まだみんな元気いっぱいです。
登山道に入るまで、戸隠キャンプ場の中を突っ切ります。
…寄り道しまくってますね。
コースタイムが激キツなので、後で響いてくることでしょう笑
そうこうしてるうちに、登山道入り口に到着です。
獣の突破防止用なのか、ジグザグの入り口になっています。
登りは、沢沿いの道です。渡渉、渡渉、また渡渉。
これは、増水時はきついですね。倒木も結構あります。
ところで、サクサクと高度を稼いでいく山では、ふと振り返ると絶景ってことがよくあります。
さて、水辺でひと休憩です。
川は、天然の冷蔵庫やぁー(彦摩呂風に)
うまいんだなこれが!
体力を回復しつつ登ります。メンバー最年少のゴールキーパーは軽やかに登っていきます。
高妻山の道中でのクライマックス、滑滝です。
長い鎖場と急峻な傾斜が名物となっています。
高度感あまり伝わらないですかね…
「滑滝」という名前の割には滑りませんが、
湿っているところにのるとさすがに滑ります。
しばらくすると、崖のトラバース。
なかなかえぐい高度感です。鎖をつかんでいれば落ちることはないですが…
さて、ここまで結構登りがきついです。ひぃひぃ言いながら高度を稼ぐと、尾根上に位置する避難小屋に到着です。
あぁ、頑張ったなぁ。さて、山頂まであと何分かな?
…150分。
割と絶望しました。しかし前に進むのみ。
展望が開けた!!やる気がやや復活します
あ、撮られた
高妻山には、ピーク直前に心臓破りの急登があります。
ガスっていて全貌が見えませんが、見え隠れしていてやばそうな感は伝わってきます。
意を決して登り出します。ここまで長かったですが、この急登が正真正銘のラスボスです。
葉っぱがいい仕事してますね。葉っぱ一枚あればいい。
つ…辛い!!
な…長い!!
もはや修行です
そして、修行を終えた僧のみがたどり着ける山頂…
ここまで本当に長かった。
なんか飛んでますね。彼は山頂とかで本能的にジャンプします。
道中ずっと疲れたとか言ってたのに、大した本能です。
山頂はガスっていましたが、時折晴れた時に美しい尾根道がお目見えします。
じらすの好きね、高妻山
時刻は9時半。朝4時半に動き出しているので、立派なお昼どきです。
これを食べるために山頂に来たと言っても過言ではありません。
汗を大量にかいたので、塩分濃いめでも問題なし!
さて、多大なる苦労をして山頂に着きましたが、結局ガスが晴れることはありませんでした。仕方なく下ります。無念
ガスは晴れないのに、太陽の照り付けは厳しく、じりじりと体力を奪っていきます。
いかん、さっさと下りよう。
数百メートル先に、人がいました。
いい感じに木のトンネルができていますね
尾根上の分岐から、弥勒尾根経由で下ります。
特に特徴のある道ではなく、淡々と下っていきます。
一方で、危険個所はなく安定感のある道で、増水時は迷うことなくこちらの道を選ぶべきですね。
次第に、下に牧場が見えてきます。
しかし、見えてからが長いんだなこれが
分岐から下ること2時間弱、登山地図に「渡渉」と書いてあるポイントにつきます。
道中の渡渉に比べたらかわいいもんです。サクッと通過します。
そして、ついに下界の牧場に到着!!
あぁ、平和…
花と芝生に包まれて
道中が厳しかっただけに、下山時の満足感は半端ないです。
牧場内にある喫茶店(?)で一杯やっていきます。
…水で。車あるんでね。
というか車以外で来る人おるんか(一応バスはあるみたいです)
さて、自分のなかで登山の楽しみポイントはおもに次の5つと考えています。
◆ 計画を立てる時のうきうき感
◆ 道中で美しい景色に出会ったとき
◆ カップ麺やゼリーなどの行動食
◆ 下山時の達成感・安心感
◆ 下山後の温泉
最後のクライマックス、温泉へ向かいます。
自然に包まれた露天風呂が魅力です。
温泉の前では、ゴム綱渡りのバランスゲーに挑戦できます(無料)。
結構くせになります。運転手たちも体力を削りながら挑戦していました。
そして帰路につきます。
…運転はうさぎとゴールキーパーに任せきりです。毎度毎度すんませんホントに
久しぶりのヘビーな山行。嘘偽りなく健脚者向きの百名山ですね。
ひぃひぃ言いながらなんとか登れましたが、寄る年波には勝てません。
高妻山を登れなくなったら、引退時かもしれませんね。
あと、今回は具体的な記述が少なめだったかもしれません。
そりゃ9ヵ月前に登った山です。覚えてるわけなかろうが( 一一)
…すみません、早めの記事更新を心がけます。
過去は振り返らず、未来を豊かにする人間でありたいと考えております。
メンバー
- うさぎ(13回目)
- ゴールキーパー(10回目)
- まゆげ(自分)
※(回数)は、通算で登った回数