登ろう登ろう私は元気

元気なうちは、山に登る。

乾徳山(日本二百名山)

乾徳山の特徴

  • 日本二百名山
  • 山頂直下の垂直な鎖場が名物
  • 山頂付近は岩の間をすり抜けるようにして登る
  • 鹿がのほほんと暮らしている

 

 山頂直下の鎖場が名物の乾徳山。検索すると楽しそうな鎖場の写真がわんさか出てきます。岩場・鎖場好きなら一度は登っておくことをお勧めします。山梨を代表する岩山です。

 

行動記録・ルート

  •  2016/10/30 (Sun.)

行き:塩山駅中央本線 0:40(バス) 乾徳山登山口バス停

 

乾徳山登山口バス停(9:00) 0:35 徳和新道登山口(9:35/9:38) 0:22 

銀晶水(10:00/10:05) 0:47 Rest(10:52/10:55) 0:25 Rest(11:20/11:27) 0:38 

雷岩(12:05/12:10) 0:35 乾徳山(12:45/12:50) 0:10 昼ごはんRest(13:00/13:35)

 1:20 高原ヒュッテ(14:55/15:15) 1:34 乾徳山登山口バス停(16:49)

合計歩程 6:26(コースタイム 7:00 短縮率91.9%)

 

帰り:乾徳山登山口バス停 0:40(バス) 塩山駅中央本線)~温泉(東京都内)

 

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赤…登りのルート

黄…下りのルート

 

塩山駅からはバスに40分ほど揺られます。紅葉の名所である西沢渓谷行きのバスと同じなので、車内は紅葉お目当ての観光客でごったがえします。乾徳山登山口で降りる客は少なめでした。

 

 予定では道満尾根から登り出すつもりでしたが、不覚にも登り口を見つけられませんでした。地図上には示されていない分岐をいくつかクリアして、獣対策の施錠された門まで辿りつければOKですが、GPSなしではかなりの難易度だと思います。

 

行けども行けども辿り着かない。例えるなら、初代マリオブラザーズの7-4でクッパまで辿りつくのと同じレベルで難しいです。

この例えが分かったあなたは、古き良きゲームを記憶に残している素晴らしい人です。 

 

登山報告

はじめまして、まゆげ(仮称)です。

 

前回に引き続き、またも登ってから1ヶ月以上経ってからの更新となってしまいました。関係者のみなさますみません。 

 

今回の山行は、後輩の相模湖(仮称)が開いてくれました。後輩に囲まれたメンバーになったので、自分では勝手に慰安山行と呼んでます。

 

当日、塩山駅からバスに乗るのですが、これが激混み。登山口バス停に着くころには疲弊していました。

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右は後輩の救急車(仮称)。久しぶりの自然いっぱいの環境に、テンションが上がります。

 

道満尾根を探し歩くこと35分、結局登山口を見つけられずに徳和新道側に着いてしまいました。一生の不覚です。みんなに合わせる顔がありません。

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1/50000図上の情報だけでたどり着くのはかなり困難な印象です。まぁ別の登山口からでも登れることを知ってたので、あまり真剣に探さなかったというのもあるのですが。しかし負け惜しみは嫌いなのでそういうことは言いません。Google Map使えば絶対に見つけられたしとか思っていません。

 

大して雨が降ったわけでもないのに、登り出してしばらくぬかるんだ道が続きました。すぐに靴が泥だらけになります。元凶はこの水場でした。 銀晶水。忘れないからな、銀晶水

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やりおったな、この水場め。腹いせに、水を飲んでやりました。 

 

救急車も、これでもかと言わんばかりに顔を洗います。

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 銀晶水を後にします。写真から分かるように、かなり地面がぬかるんでいます。

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左から十和田湖(仮称)、相模湖、救急車。

 

銀晶水から1時間ほど歩くと、2つ目の水場である錦晶水が現れます。

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一般のおじさま。お味の方はいかがでしょうか。

 

錦晶水も結構な量の水をばらまいていました。まぁ水場は我々登山者のオアシスなので、大目に見ることにしましょう。銀晶水の件も水に流してあげます。

 

銀晶水も水を流してるし…ボソッ

…ブルルッ。そういえば最近寒いですね。

 

錦晶水からそう遠くないところに高原ヒュッテがあります。

ここは帰りも通るので、ひとまず休憩はせずに上へ上へ登ります。ここらから草木の背丈が低くなり展望が良くなり始めますが、かなりの急登です。

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 雲がかかっていて遠くは見えませんが、晴れているときの景色のポテンシャルは高そうです。

 

 月見岩というポイントを過ぎてしばらく歩くと、いよいよ岩場が現れます。これからが乾徳山の核心部です。

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一般のおじさま。イケメン過ぎる。

 

ひょひょいのひょいっ。

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こういうアトラクション的要素のある山はいくら登っても飽きません。

 

ひょひょいのひょいっ。

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…さすがにここはひょひょいでは厳しいです。70°くらいの斜度を誇ります。

乾徳山の中ボス的存在の「カミナリ岩」。

 

前を登っていた方はここでリタイアされていました。

かくいう私も銀晶水のせいで靴の裏がだいぶぬめっていたので、普通に足を滑らせておっかなかったです。

 

別アングルから。

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 十和田湖は鎖を使わない派です。たくましい。

 

 雨乞岩、胎内と名付けられた岩群を通り抜けると、いよいよラスボス「鳳岩(おおとりいわ)」の登場です。

 

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高さ20メートルほどの、ほぼ垂直な鎖場です。乾徳山名物、最後にして最強の鎖場です。これに挑むためにここまで来たと言っても過言ではありません。ツアーの方が協力プレイでラスボスに挑んでいました。

 

…ん、なんだこれは。

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もはや煽りのようなものさえ感じます笑

 

ただしこの迂回路というシステムは非常に重要で、実際に登山初心者・鎖場が苦手の方はこちらを利用した方がいいかもしれません。

誰でもクリアできるユニバーサルデザイン的仕様というのは、多様な方が山に親しむために不可欠です。例えるなら、初代マリオブラザーズの1-2で天井裏にワープゾーンが用意されているようなものです。

この例えが分かったあなたは、古き良きゲームを記憶に残している素晴らしい人です。 

…30年前のゲームですが、ネタバレしてすみませんでした。

 

さて、ラスボス鳳岩に挑む前に、銀晶水のせいで付着した靴の裏の泥を落としておきます。

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ツアーの方は綱をつけて一人一人補助しながら登っていたのですが、結構な人数でしたので、綱をつけ外ししている間に先に登らせてもらうことになりました。

 

岩のすき間に足を突っこんで登ります。右には綱を持ったガイドの方が控えています。

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上から写真を撮るとこんな感じです。伝わりにくいかもしれませんが、結構な高度感があります。

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 「混んでるんだから写真撮ってないでさっさと登れ」

視線が痛いのでぱっぱと登ります。

 

鎖場を登り切ると、山頂はすぐそこです。

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残念ながら展望ゼロ。しかしラスボスを倒すことができたので、目的は果たせました。

 

おなかがすいたのでお昼にします。山頂は寒い上に混んでいたので、少し下って物陰のようなスポットで食べることにしました。

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十和田湖は箸を忘れたため、サバイバルナイフで木の枝を加工して箸を作っています。サバイバル能力高し。

 

箸完成。カップ麺3つをすいすい食べられる耐久性があったようです。

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食べる量については突っこまないでおきましょう。

 

食べ終わり、下り始めます。ガレ場のきつい下りが延々と続きました。

ガレ場が終わると緩やかな下りになり、色づいた葉っぱが自己主張してくるようになります。

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乾徳山 紅葉とても きれいだな

 

素晴らしい一句です。季語も入っています。しかしこの天才的な句の原型を作ったのは自分ではないので、あまり流用しないことにします。

 

若干道に迷いつつも、なんとか高原ヒュッテまで帰ってきました。

「あ、鹿。」

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きれいな目をしています。

肖像権の侵害を主張する鹿がいましたらご連絡ください。当画像は削除いたします。

 

高原ヒュッテの全景はこんな感じです。きれいなトイレが完備。優秀な避難小屋です。

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中は清掃が行き届いている感があります。窓からは鹿のお食事風景を間近で眺めることができます。

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持参した草餅を食べて、最後のエネルギー補給完了。終バスが結構危うい時間帯になってきました。しかし焦っては危ないので落ち着いて下ります。

 

途中、関東の富士見百景というスポットがあります。しかし展望ゼロ。

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こうしている間にもバスの時刻は刻一刻と迫ってきているので、下ります。道満尾根という、登りに使う予定だった登山道経由で下ります。

 

1時間少々頑張り、獣対策の施錠された門を抜けると、ようやく登山道が終わります。しかし、到着したのは集落のはずれのような場所。バス停がある雰囲気は一切ありません。

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ここで満を持してGoogle Mapを発動させました。バス停はここからかなり離れたところにあるみたいです。終バスの発車時刻がすぐに迫っていたので、RunとWalkを組み合わせてバス停を目指します。

 

努力の甲斐あって、バスの到着一分前にバス停に着くことができました。

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帰りのバスは、塩山駅の二つお隣の山梨市駅行きです。駅に着いた頃には真っ暗でした。冬の日はつるべ落とし。

 

とりあえず温泉は東京で探すことにします。

京王線「仙川駅」より徒歩5分の日帰り温泉|天然温泉 仙川 湯けむりの里 |

日帰り登山だとどうしても現地で温泉に入る時間的余裕がないので、山梨県の山域の場合は中央本線京王線沿線の温泉施設が重宝しますね。

 

 

さて、乾徳山は日帰りで気軽に登れる岩山として人気があります。下の登りでウォーミングアップをし、いい感じに温まってきたところで岩場・鎖場が連続します。運動不足を感じた方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

基本的にはいいところですが、銀晶水のせいで靴の裏が泥だらけになるところがマイナスポイントですかね。

…水に流すとか言って全然流せていませんでした。

 

メンバー

  • 救急車(6回目)
  • 十和田湖(2回目)
  • 相模湖(2回目)
  • まゆげ (自分)

 ※(回数)は、通算で登った回数